大枠の作り方 ~ウッドデッキの作り方~

基準点を元に一辺を作る!

いよいよ作業に入ります。まずは以下の図をご覧ください。
※今回木材の塗装に関しては記述を省いていますが、作業前にすべての木材の塗装を完了しておきましょう。

大枠の作り方 根太の張り方

まずは基礎石を設置

1、2の位置の基礎石を設計図に沿って設置します。
前にも述べましたが、このとき1と2の基礎石の水平位置は揃っていなくて構いません。この、水平位置を基礎石同士でそろえなくて良い。というのがこの工法の特徴です。
但し、基礎石の上面はできるだけ水平を保つようにします。基礎石の面に水平器を縦横において、大体水平が取れていれば、それほど厳密でなくて良いでしょう。(きちんとしていることに越したことはありません。)

根太を切り出す

基礎石を設置したら、根太を切り出します。設計図どおりの寸法で根太を切ります。

束柱(ショートポスト)を切り出す

ココでは、ウチが作成したように、掃き出し窓と面一で作成する場合で解説します。
こんどは束柱を切り出します。

上図をご覧ください。Aの長さが、切り出す寸法ですが、窓枠(水平基準)から基礎石までの長さをはかり、Bの長さとCの長さを引いた長さが切り出す長さとなります。

ナゼこの長さなのか?

Bを見てください。床板の厚さ分のBを考慮します。
ここの長さは窓枠(水平基準)から根太の上部までの長さとなります。床板には結構な厚さがあります。私が利用した2×6の床材では4cm程の厚さがあります。この長さBを全体の長さから引いておく必要があります。
次にCを見てください。根太の上端から1cm~2cmほど短くしておきます。ギリギリの場合、床板が束柱と干渉してうまく床板が張れない可能性があります。また、根太の水平を取りながら作業を進めるので、束柱を短くしておけば、あとで根太の高さを少し低く調整しても、束柱が根太の上部から飛び出ることが無く床板に干渉しないのです。

根太に束柱を取り付ける

3と4の束柱と根太の切り出しが完了したら、まず片方の束柱を根太に取り付けます。
まず、片方の束柱を取り付けます。コーススレッド(ネジ)は多いほど丈夫に固定できますが、見栄えも考慮してウチでは束柱一本に4本打ち付けました。

束柱の取り付け

仮設置して微調整を行うため、4箇所のうち一本だけをまず打ち付けます。

片方を仮で打ち付けたら、仮設置して再度きちんと高さを確認します。

面倒でもココの作業は丁寧に行いましょう。この水平点がデッキ面の高さの基準となります!

もう一本の束柱を添えて、水平器または水盛りなどを用いて完全な水平を確認します。水平ポイントを鉛筆などでマークしたら再度地面においてコーススレッドを1本打ち付けます。

根太と束柱の取り付け方

これで、図の赤丸の二本が打ち付けられた状態です。

ここで、また仮設置して水平と今度は束柱の垂直を確認します。
束柱の垂直が確認できた状態で、根太が確実に水平かどうか確認します。

問題なければ各々の束柱に対して4本のコーススレッドを打ち付けます。
ここで水平がきっちりと取れていないと後がすべて狂いますので、「ズレはちょっとだからまぁいいか。」といわず、面倒でも調整しなおしましょう。
床板を貼るときも根太の水平がずれていると床板が浮いてしまったりします。
両方で8箇所の打ちつけが完了したら、とりあえず基礎石に載せて、建物側に立てかけておきます

直角な一辺を作成する!

ウッドデッキ大枠の直角を作成

今度は今作った一辺に対して直角な一辺を作成します。 今度も設計図どおりに 1 の位置に基礎石を設置します。
次に 2の根太を切り出します。基礎石を先に設置するのは、設計図どおりにしたつもりでも、根太の長さがあわなくて現場合わせになる場合が多いからです。
根太の切り出しができたら、今度は水平を取りながら、仮止めを行います。このときの水平はきちんとしていなくても構いません。家側の束柱にコーススレッドを一本打ち、水平器などで簡単に水平をとりながら、端材などで仮止めします。一本だけを束柱に打つのは後で根太のもう一端(3の側)を上下に動かして完全な水平をとるためです。

ちなみに仮止めで端材をネジで打つのが面倒な私は基礎石に使う予定のブロックや端材を積んで下に引いてこの上に仮置きしました。根太に不要な穴を開けるのも嫌だったので。。

さて、仮止めができたら、仮止めの位置(簡易的に水平が取れた状態)を参考に3の束柱を切り出します。ここでも、根太の上端から1cm程度短めに切り出しておきましょう。

切り出しが完了したら、仮止めを外し、水盛りや大き目の水平器を用いて正確に水平を取りながら、束柱を打ち付けます。
ここで、多少の誤差が修正できるのは、1cm程度束柱を短く切っているので、調整ができるというわけです。

大枠を完成させる!

大枠の作り方

同じ要領で根太を一周させて大枠を完成させます。
1、の基礎石を設置します。
2、の根太を切り出します。
3、の束柱を切り出します。
先ほどと同様仮止めし、水平をとりながら、2 の根太と束柱を固定します。
次に
5、の根太を切り出します。
既に4、の基礎石と6の束柱は設置されているのでそのまま何も考えず根太を取り付けます。
7に根太を打ち付けて、丁度一週した段階で5の根太の水平が完全に取れていれば、大枠の水平がキチンと取れている。ということです。

以上で、この工法で最大の難関、大枠の完成です。ココが完璧にできれば後は大枠の水平を基準に作業を進めていくので後の作業はかなり楽になります。
逆にこの大枠が歪んでいると後の作業に支障をきたしますので、あまりにも誤差が大きいようであれば面倒でも再度、調整を行いましょう。

庭が狭く、隣の敷地ギリギリまで作成する場合は??

ウチのように庭が狭めで隣の敷地ギリギリまで作成したい場合、外側から根太を打つことができません、そこで私は写真のような根太の張り方をしました。

ウッドデッキを隣ギリギリまで作成する場合

ちなみにウチではイラストとは異なる方向、家と平行に床板を貼ったので、向こう側の根太は無くても支障は無く、逆に家と垂直方向の根太を支える補強材(根がらみ)の役割を果たすので、コチラのほうが良かったと思っています。
但し、隣家から見た場合、少し不恰好ですね。外や、ウチからは全くみえないので、気になりませんが。笑。

・この写真右奥の基礎石は市販の羽子板つきの基礎石を利用しています。雨を逃がす下水溝のふたと干渉するためにこれを利用しました。その他は重量ブロックです。
・真ん中あたりに重量ブロックとレンガで根太の仮置きをしています。

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